- 2011.3.30 顔の上下のバランス 全体のシルエットについて教えてください。
- 顔の下半分がワイドに見えると絶対に似合わない!
昔から卵型が美人の条件と言われていますが、卵というのは楕円形ではなく、卵を天地逆にした形のことです。
つまり顔の真中から半分を上下に分けてバランスを比較すると、下半分がスマートであること。重要なのはパッと見たときの上下のバランスなのです。
- 2011.3.30 全体のシルエットについて教えてください。
- 何でも「〇〇過ぎる」のはタブーです。
あまりに丸すぎたり、長過ぎたり極端な印象のヘアスタイルは良く見えないということです。例えば丸い顔立ちの人にマッシュルームのような丸いシルエットのヘアスタイルにするとよけい丸く見えるように、元よりも〇〇過ぎるのは似合わないということです。
ただ、目鼻立ちは違います。目が大きいのが魅力なのでもっと大きく見せたり、唇を強調したり・・・といった目鼻立ちのポイントを引き立たせるのは良いことです。また、個性豊かな時代なので人と同じ答えを求めるのではなく、〇〇過ぎていないか見極めることが大事です。
- 2011.3.30 顔とヘアスタイルの大きさについて教えてください。
- 大きいヘアスタイルでも頭が大きく見えなければOKですよ。バランスとは、常に何かと均等を保っている、関係しているということです。
昔は、頭が大きく見えるヘアスタイルが多かったのですが、最近の傾向はナチュラルなスタイルが多いので以前のようなものは少なくなりました。一番重要なのは、ヘアスタイルはいくら大きくても良いのですが、頭を大きくみせなければ・・・またサイズをどう連想させるかが大きなポイントです。
いかがですか?自分自身の顔の印象は、なかなか自分ではわかりにくいものですよね。
自分の顔は鏡を通してしか見ることができないので、部分的に顔だけをクローズアップして見てしまい、客観的にトータルで見れないからだと思います。
逆に人を見るときには、顔だけをクローズアップして見ることはできないのです。人からはトータル的に見られてしまいます。
背景も見えるし、その人自身の全シルエットも見えてしまうのです。だから、人が見る方が、客観的な印象で捉えることができるのですね。
つまり自分が見て思っている印象と人が見る印象とでは、ギャップが出てきてしまいます。
そして、ここからが重要です!女性がヘアスタイルを決める時は、「私が好きな髪形」というのが大きな要素を占めていて、「ヘアスタイルによって私は他人からどう見られるか」という発想を重視する人は、意外に少ないです。 大勢の男性の前で茶髪でショートカットの女性を1人立たせてこの人の髪型からイメージするものは何ですか?という質問をすると、「スポーティー」「遊んでそう」という意見がでます。そんな当たり前のようなことなのに、本人はその場で直接言われて初めて気付いて、「そんなふうに思われてるなんて!」と驚く訳です。女性はヘアスタイルによって、知らないうちに男性に自分のイメージを伝えているのです。
また、基本的にオスは健康なメスを選ぼうとします。よく言われるように美人の顔は左右対称。
生物学的に左右対称というのは、寄生虫に対する抵抗力が強いというデータがあります。髪はパサついていたり 、毛先に枝毛があったり、パッと見ただけで健康かどうか分かりやすい部分。そうなると本能的に、髪が傷んでいる女性、不健康=いい子孫を残せない=対象外、という図式になってしまいます。
それでは、どうやったら理想のヘアスタイル、イメージを簡単に美容師に伝えられるのでしょうか?